新型コロナウィルスの感染が留まることを知らない勢いで全世界において拡大している現在ですが、
まだそれほどこの感染症についての情報もなかった2020年3月、
感染症の数理モデルの専門家として、「流行の拡大を止めるために人の接触の「8割減」が必要だ」と提言し、
4月には「人と人との接触を減らすなどの対策を全く取らない場合、
国内で約85万人が重篤になり、そのうち約半分の42万人が死亡する恐れがある」という衝撃的な試算を公表して注目されたのが
京都大学大学院医学研究科の西浦博教授です。
こんにちは。『curiousNOSTALGHIA』管理人の、のす太です。 ページをご覧いただきありがとうございます!
「飲食店の制限だけでは1ヶ月で感染者は減らない」 8割おじさんが厚労省“非公開”のシミュレーションを公開#Yahooニュースhttps://t.co/0cuNpFJ6op
— curiousNOSTALGHIA (@CNostalghia) January 5, 2021
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その発言から『8割おじさん』などともいわれ、「人に恐れを抱かせて国を扇動した」と批判されたり脅迫状が届き、殺害予告までされたそうなのですが、
その『8割おじさん』こと西浦博教授が、2021年1月5日厚労省の「非公開」シミュレーションを公開し、再び注目を集めています。
確かに今この状況ともなってみると、「新型コロナウィルス感染症の流行の拡大を止めるために人の接触の「8割減」が必要」という提言も、
あながち大げさすぎるともいえなかったのかも…と思ってしまいますが、それにしてもこんな先を見通したかのような提言を
昨年3月の時点でしていた8割おじさん、西浦博教授とはどんな方なのでしょうか?
- 西浦博京大教授の年齢はおいくつなのか?
- 出身高校・大学など経歴や業績についてなど
プロフィールを調べてみました。
(8割おじさん)西浦博京大教授の年齢は?
(8割おじさん)西浦博京大教授の年齢は、今年で44歳です。
1977年生まれとのことですが、何月生まれかまでは公表されていませんでした。
ご結婚もされていて、奥さんとお嬢さんもいらっしゃるようで、ツイッターなどには家庭の話題も球に投稿されています。
西岡博教授:ツイッター
(8割おじさん)西浦博京大教授出身高校・大学など経歴や業績
西浦博教授の出身高校は、神戸市立工業高等専門学校(電気工学科)です。
出身は大阪府で兵庫県神戸市で育ちましたが、幼いころからロボットコンテストやソーラーカーの開発に興味を持っていたとのことで、
工業高等専門学校に進学したんですね。
ただ大学は阪神・淡路大震災で被災者を救助するAMDAの医師の姿に心を打たれたこともあり、一転、宮崎医科大学の医学科に進学、
学生インターンとして発展途上国での麻疹とポリオの予防接種対策に参画したりしています。
卒業後は、東京都立荏原病院にて内科や感染症科の臨床研修医として非常勤勤務、その後、タイに渡りマヒドン大学の熱帯医学校の大学院、
2004年には広島大学の大学院(保健学研究科)に進学しますが、
その間にもイギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの医学部にて客員研究員を務め感染症疫学について研究、
2006年に広島大学の大学院における博士課程を修了し博士(保健学)の学位を取得しました。
また大学院生だった2005年から、ドイツのエバーハルト・カール大学テュービンゲンの医系計量生物学研究所の研究員ともなっており、
その傍ら2006年長崎大学の熱帯医学研究所にて特任准教授を兼任したりもしていますし、
2007年からはオランダのユトレヒト大学にて博士研究員となり、理論疫学を研究しています。
その後、さきがけ主任研究者となり2011年3月までユトレヒト大学に在籍、2011年に香港大学に転じ公衆衛生大学院の助理教授を務めました。
2013年には東京大学に転じ、大学院の医学系研究科で准教授に就任、国際社会医学講座を受け持っています。
2016年の3月まで東京大学に在籍、翌月からは北海道大学大学院の医学研究院にて教授に就任し、社会医学分野を受け持ちました。
2020年現在、京都大学大学院医学研究科教授。
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新型コロナウィルス関連では、厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班に、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の押谷仁らとともに参画、
その議論の中でのちに「3つの密(3密)」と呼ばれる条件を特定したり、いち早く独自の緊急事態宣言を発令して注目を集めた、
鈴木直道北海道知事にもその提言をしています。
また、「8割おじさん」といわれる所以となった提言を始め、入国制限緩和のリスクについてなど様々な提言を行ってきてはいますが、
政府との関係のなかではなかなか受け入れられていないという印象が、否めませんね。
(8割おじさん)西浦博京大教授まとめ
ここまで、
昨年3月の早い時点から、新型コロナウィルス感染症について「流行の拡大を止めるために人の接触の「8割減」が必要だ」と提言し、
8割おじさんともいわれている京都大学の西浦博教授について、年齢はいくつなのか?経歴や業績などプロフィールを調査してきました。
西浦教授は今年で44歳になられます。
出身高校は、神戸市立工業高等専門学校(電気工学科)、出身は大阪府で兵庫県神戸市で育ちましたが、
幼いころからロボットコンテストやソーラーカーの開発に興味を持っていたので高専に進学したんですね。
それが一転、大学からは医学の道を目指し、海外での研究生活などを経て、東京大学/北海道大学などで教鞭をとるようになったといいますから、
なかなか異色の経歴とも言えるのではないでしょうか。
今回の新型コロナウィルス感染症については、理論疫学者として数々の提言を行っていますが、厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班に参画、
「3つの密(3密)」と呼ばれる条件を特定したり、北海道の緊急事態宣言を知事に対して提言したりもしています。
『8割おじさん』はちょっと揶揄しているようなニュアンスがありますが、新規の感染者・重症化している患者さんも増え続け、
医療体制はかなりひっ迫している今の状況ともなると、昨年3月の時点でなされた提言が重みを帯びてきますよね。
これからももっと『8割おじさん』西浦教授の意見に耳を傾けていきたくなりました。
最後まで読んでくれてありがとなんだぜ!。
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