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全仏オープン優勝者賞金や罰金は日本円でいくら?車いすテニスについても

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錦織圭選手や大坂なおみ選手、車いすテニスの国枝慎吾選手など、

世界ランキングが上位にいく選手が増え、テニス観戦を楽しむ人も増えたと思います。

 

その日本を代表する大坂なおみ選手が、2021年女子アスリート長者番付で、

2年連続1位になったのを知っていますか?

2022年1月13日、米経済誌Forbesが発表したところによると、

その収入額5730万ドル。そのうちの賞金額はおよそ230万ドル。

賞金だけでも約2億6000万円ということになりますね。

またその長者番付トップ10の中に、テニス選手が5人も含まれていたそうです。

 

テニスではそんなに多くの賞金が稼げるのでしょうか?

それに比べ車いすテニスの賞金は?

 

また2021年の全仏オープンで、大坂選手の会見拒否により罰金が科せられたことも

記憶に新しく疑問に思った方もいたのではないでしょうか。

 

そこで、ここでは間近に迫った全仏オープンの

  • 賞金
  • 罰金対象になる行為やその金額
  • 車いすテニスの賞金

についてまとめました。

テニスのお金事情のあれこれを深堀りして見ていきましょう!

 

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全仏オープンテニス2023の賞金は日本円でいくら?

全仏オープンテニス、2023年の賞金は以下の通りです。

賞金総額は4,960万ユーロ(約 億 万円)、シングルスの優勝賞金は230万ユーロ(約3億4,270万円)、

男女それぞれのダブルスの優勝賞金は59万ユーロ(約8,791万円)、混合ダブルスは12万2,000ユーロ(約18,178,000円)

<2023年「全仏オープン」男女シングルス賞金>

優勝:230万ユーロ(約3億4,270万円)

準優勝:115万ユーロ(約1億7,135万円)

ベスト4:63万ユーロ(約9,387万円)

ベスト8:40万ユーロ(約5,960万円)

4回戦敗退:24万ユーロ(約3,576万円)

3回戦敗退:14万2,000ユーロ(約2,115万8,000円)

2回戦敗退:9万7000ユーロ(約1,445万3,000円)

1回戦敗退:6万9000ユーロ(約1,028万1,000円)

※為替レートは2023年時点

過去3年間にさかのぼり、歴代の優勝・準優勝の賞金金額と総額を比較してみました。

シングルス

「全仏オープンテニス」シングルスの優勝賞金は、2006年より男女同額で、

昨年2021年は140万ユーロ、日本円にして約1億8740万円。

準優勝でも75万ユーロ、日本円にして約1億円です。

優勝賞金 準優勝賞金 賞金総額
2023年 230万ユーロ
(3億4,270万円)
1,150万ユーロ
(1億7,135万円)
4,960万ユーロ
(約 円)
2022年 220万ユーロ

(約3億200万円)

110万ユーロ

(約1億5000万円) 

4360万ユーロ

(約59億9400万円) 

2021年 140万ユーロ

(約1億8740万円)

75万ユーロ

(約1億円)

3436万7216ユーロ

(約46億円)

2020年 160万ユーロ

(約1億9630万円)

85万500ユーロ

(約1億430万円)

3800万ユーロ

(約46億6370万円)

2019年 230万ユーロ

(約2億8160万円)

118万ユーロ

(約1億4440万円)

4266万1000ユーロ

(約52億2310万円)

 

ダブルス

「全仏オープンテニス」ダブルスの優勝賞金は、2007年より男女同額で、

昨年2021年は24万4925ユーロ、日本円にして約3270万円。

準優勝では14万4074ユーロ、日本円にして約1920万円です。

優勝賞金 準優勝賞金
2023年 59万ユーロ
(約8,791万円)
29万5,000ユーロ
(約4,395万5,000円)
2022年 58万ユーロ

(約7954万円)

 29万ユーロ
(約3,915万円)
2021年 24万4925ユーロ

(約3270万円)

14万4074ユーロ

(約1920万円)

2020年 31万9652ユーロ

(約3920万)

18万8030ユーロ

(約2300万)

2019年 58万ユーロ

(約7100万円)

29万ユーロ

(約3550万円)

※ 大会時期の為替レートでそれぞれ計算

 

賞金の推移

2019年まで優勝賞金は数%~10%台で年々伸び続けていました。

しかし、コロナの影響で2020年に減額になり、2021年もそれが続いています。

2022年に一気に26%ほど上がって、2023年にはさらに13%ほど増額されました。

賞金は予選から優勝まですべての選手に出ますが、

コロナ禍になった2020年は上位選手を減額する代わりに、下位選手は増額になりました。

これは下位選手になればなるほど、収入を賞金に頼っている部分が多く、

大会が開催されなかったり、賞金が減額してしまうことの影響が大きいためでしょう。

 

今年初のグランドスラム・全豪オープンでは、

優勝賞金や賞金総額は昨シーズンより増えており、全仏オープンも期待したいところですね!

 

シングルスとダブルスの賞金額の違い

表を見ると分かるように、シングルスとダブルスの優勝賞金の格差はとても大きいです。

しかもダブルスはこの賞金を2人で分け合うことになりますので、さらに少なくなってしまいます。

こうなってしまう理由は、やはり知名度の低さが大きいと言えるでしょう。

 

ダブルスはテレビ放送があまりないので、そもそも見ることが極端に少ないのです。

となれば知名度はあがらないまま。

そのため賞金が高くならないのです。

 

選手はこの賞金の低さをよくわかっていますから、まずはシングルスで上位を目指します。

そしてそこで上位にいけない選手がダブルスへいくことが多く、

上位の人気のある選手はシングルスにそのまま残るわけですから、

この知名度の差が小さくなることは難しいのかも知れません。

 

しかしダブルスには前衛と後衛のコンビネーションの素晴らしさや試合のスピード感など、

ダブルスならではの魅力がたくさんあります。

個人的には、このスピード感やテンポの良さがとてもおもしろいと感じるので、

ぜひその魅力が多くの人に伝わるといいなと思います。

 

グランドスラム4大大会(全米/全英/全豪/全仏)で比べる賞金額

2019年~2021年までを見てみると、

全仏オープンはグランドスラムの中でも賞金額が少ない大会と言えます。

 

シングルス優勝・ダブルス優勝・賞金総額のなかで、唯一最低賞金額でなかったのは、

この3年間で2019年のダブルスのみです。

(2020年ウィンブルドンは開催されなかったため除外)

 

全仏オープンの中だけで比べると突出しているシングルス優勝賞金も、

他のグランドスラムの大会と比べると、約3000万から多いときで1億以上少ないこともあります。

 

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全仏オープンテニスの罰金対象の行為や金額は?

全仏オープンを含むグランドスラムでは、

暴言やラケット破壊、大会の行動規範に反する行動をとったりすると罰金が科されます。

これはグランドスラム・ルールブックというものに明記されているのです。

 

罰金は同じ違反行為をしてもランキングによって金額は変わり

世界10位以内のトップ選手であれば最大2万ドル(約220万円)となっています。

 

前述しました大坂なおみ選手も、2021年全仏オープン1回戦終了後の記者会見を拒否し、

大会主催者から1万5000ドル(約165万円)の罰金が科されました。

 

テニスに詳しくない方は、会見拒否だけで165万円も払わなければならないことに、

びっくりしたのではないでしょうか。

 

しかし、これもルールブックには

「選手およびチームは、けがや身体的な理由ではない限り、勝敗に関係なく、

可能ならば試合後30分以内に会見を行わなくてはならない。」

と書かれているのです。

 

また重大な違反と判断された場合はさらに金額が多くなります。

2009年にグランドスラムの1つ全米オープンで、セリーナ・ウィリアムズが

8万2500ドル(約718万円)の罰金を科されたこともありました。

しかし、これくらいの金額ならセリーナにとっては痛くも痒くもないでしょう。

 

1回ラケットを叩きつけたくらいでは罰金までの処分にはならないですが、

スポンサーから提供されたラケットを故意に破損した場合、

違約金を支払わなければならないという契約を結んでいる選手は、

スポンサーへの支払いが発生する可能性はありますね。

 

ラケット破壊や暴言が珍しくない印象のテニス。

もし選手が簡単に払えるような額の罰金ではなく、

半年間または1年間大会出場禁止などになればもっと減るのではないかと個人的には思います。

 

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全仏オープン車いすテニスの賞金はいくら?

テニス界では、小田凱人選手が4大大会史上最年少の17歳で優勝しましたね!

2023年1月に引退した国技慎吾さんの後継者として期待されていた選手で、その結果が、全仏オープン優勝です!

2023年の優勝賞金は、40%の増額をされ約890万円となっています。

その他の情報は分かり次第更新します。

2022年は、男女シングルスの優勝賞金5万6000ユーロ(約768万円)、ダブルスは1万6000ユーロ(約219万円)。

結論から言いますと、全仏オープンの車いすテニス、シングルス優勝金額はおよそ600万円!

「ん?一桁違うのでは?」と思った方、いますよね。

しかしこれが現実に支払われている金額なのです。

 

健常者の全仏オープンシングルスの優勝金額が約2億円ですから、

たったの3%ということになります。

 

これでも数年前に比べると、200万円ほどアップしています。

2011年の全仏オープンでは約120万円だったそうなので、

徐々に金額が見直されていることは確かでしょう。

 

車いすテニスのクアードクラスでゴールデンスラムを達成したディラン・オルコットは、

2022年全豪オープンの決勝を最後に引退しましたが、

表彰式の場で車いすテニスの賞金の低さについて語りました。

 

全豪オープンの前哨戦の優勝賞金が、1300ドル(約15万円)だったこと、

車いすテニスで優勝しても健常者の大会で1回戦敗退した選手の半分以下しかもらえないこと、

など現在車いすテニスが置かれている現状について訴えたのです。

 

オルコットはグランドスラムのシングルス・ダブルス合わせて計23回、

東京パラリンピックでも金メダルを獲得しています。

 

これほどまでに功績を残した選手の現役最後の言葉が、

今後の車いすテニスの賞金を見直すきっかけになってくれるといいですね。

 

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まとめ

今回は全仏オープンの賞金、罰金、車いすテニスの賞金についてまとめてきました。

シングルスでは2023年の優勝者で230万ユーロ(3億4,270万円)準優勝で1,150万ユーロ(1億7,135万円)、

ダブルスでは、優勝者に59万ユーロ(約8,791万円)、準優勝に29万5,000ユーロ(約4,395万5,000円)、

車いすテニスでは、シングルス優勝金額890万円。

シングルスの優勝賞金が他に比べ、突出して多いことがわかりますね。

 

また暴言やラケット破壊、大会の行動規範に反する行動をとったりするとかされる罰金については、

同じ違反行為をしてもランキングによって金額は変わり、世界10位以内のトップ選手であれば

最大2万ドル(約220万円)と、テニス独特の世界があるという印象を受けました。

罰金の処分を受けた大坂選手の会見拒否が、

もしかするとこれからのテニス界を少しずつ変えていくのかもしれません。

 

テニス世界最高峰の大会、全仏オープンが

今年も5月28日㈰~6月11日㈰までの予定で開催されます。

日本人選手では西岡良仁選手やダニエル太郎選手、日比野菜緒選手が出場予定です。

 

今年は賞金や罰金の視点も入れつつ、ぜひ観戦を楽しんでみてください!

 

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インコ3兄弟
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最後まで読んでくれてありがとなんだぜ!

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