2021年夏、東京2020オリンピック・パラリンピックの興奮もまだ記憶に新しいところですが、
2022年2月4日(金)から2月20日(日)、冬季オリンピックが中国の北京にて開催されます。
コロナ禍での東京オリンピックは賛否両論ある中での開催でしたが、
この北京五輪2022も、
中国の人権侵害問題などを理由にアメリカなど数か国が外交的ボイコットを表明。
政府代表団の派遣をしないとするなどと発表され、波乱含みの幕開けとなりそうです。
それでも開催されるからには、
それを目指してひたむきに練習を積んできた各競技の選手の方たちを応援したい!
世界のトッププレイヤーたちの試合を見たい!という気持ちは、やっぱり持ちますよね!
そしてやっぱり、応援するからにはその選手の人となりを少しでも知っていた方が、
気持ちが入るというもの。
この記事では、
「2022北京五輪フリースタイルスキー」日本代表チームメンバーの
- 出身地・年齢・出身校・成績などプロフィール一覧
- 最年少選手など注目選手は誰か?
などについてまとめていきます。
2022北京五輪フリースタイルスキー日本代表一覧
フリースタイル・モーグル
堀島 行真(トヨタ自動車スキー部/平昌)
杉本 幸祐(デイリーはやしや/初出場)
原 大智(日本スキー場開発スキークラブ/平昌)
松田 颯(しまだ病院 Snow Team/初出場)
川村 あんり(日本体育大学桜華高校/初出場)
冨髙 日向子(多摩大学/初出場)
住吉 輝紗良(日本大学/初出場)
星野 純子(チームリステル/ソチ)
フリースタイル・スキークロス
須貝 龍(チームクレブ/初出場)
古野 慧(USEN-NEXT GROUP SC/初出場)
フリースタイル・ハーフパイプ
鈴木 沙織(城北信用金庫スキー部/平昌)
フリースタイル・スロープスタイル/ビッグエア
近藤 心音(オリエンタルバイオ/初出場)
以上、12名の選手が内定。
コブが設けられた急斜面を滑り降り、2カ所でエアトリックを行うモーグルでは、
今季のFIS(国際スキー連盟)ワールドカップ(W杯)で3勝を挙げ現在総合2位の男子・堀島行真、
女子では今季W杯3勝で現在総合1位の川村あんりなど、金メダルの期待もかかる選手も多数選ばれています。
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2022北京五輪フリースタイルスキー日本代表の出身高校・成績など経歴まとめ
名前(年齢)生年月日 | 出身地 | 身長 | 出身校 | 所属 | 成績 |
モーグル | |||||
堀島 行真:ホリシマ イクマ(24) 1997/12/11 | 岐阜県揖斐郡 | 170㎝ | 岐阜第一高等学校→中京大学 | トヨタ自動車スキー部 | 2018平昌11位/2021ワールドカップ総合2位 |
杉本 幸祐:スギモト コウスケ(27)1994/12/2 | 静岡県袋井市 | 174㎝ | 大町北高校→松本大学 | デイリーはやしや | 21年世界選手権代表/21-22年W杯パークシティー大会モーグル3位 |
原 大智:ハラ ダイチ(24)1997/3/4 | 東京都渋谷区 | 172㎝ | カナディアン・スポーツ・ビジネス・アカデミー→日本大学 | 日本スキー場開発スキークラブ | 2018平昌オリンピック モーグル3位/2019世界選手権3位/デュアルモーグル種目3位 |
松田 颯:マツダ ソウ(22)1999/09/24 | 京都府長岡京市 | 白馬高等学校 | しまだ病院 Snow Team | 2018-2019冬シーズン北米ツアー総合優勝/全日本選手権優勝 | |
川村 あんり:カワムラ アンリ(17) 2004/10/15 | 東京都東久留米市 | 153㎝ | 湯沢学園(小中)→ | 日本体育大学桜華高校 | 2021 FISワールドカップ IdreMO優勝/2021 FISワールドカップ Alpe d’Hue MO 2位 |
冨髙 日向子:トミタカ ヒナコ(21)2000/09/21 | 東京都町田市 | 152㎝ | クラーク記念国際高等学校→ | 多摩大学 | 19年世界ジュニア選手権モーグルデュアルモーグル2位/21年世界選手権モーグル5位 |
住吉 輝紗良:スミヨシ キサラ(21)2000/03/08 | 北海道倶知安町 | 165㎝ | 倶知安高等学校→ | 日本大学 | 19・21年世界選手権代表/21年W杯ディアバレー大会モーグル3位 |
星野 純子:ホシノ ジュンコ(32)1989/9/25 | 新潟県長岡市 | 156㎝ | 長岡向陵高校 | チームリステル | ソチ出場/2019-20全日本選手権モーグル準優勝/デュアルモーグル優勝/2019-20ワールドカップモーグル2位 |
スキークロス | |||||
須貝 龍:スガイ リョウ(30)1991/12/11 | 新潟県 | 177㎝ | 八海高等学校 | チームクレブ | 2018平昌オリンピック出場(アルペン)/2021年フリースタイル スキークロスW杯準優勝 |
古野 慧:フルノ サトシ(22)1999/06/11 | 新潟県長岡市 | 関根学園高等学校→慶応義塾大学 | USEN-NEXT GROUP SC | 2021世界選手権Idre大会 29位/2020North American Cup 5位 | |
ハーフパイプ | |||||
鈴木 沙織:スズキ サオリ(32) 1990/1/9 | 山形県長井市 | 161㎝ | 山形中央高等学校→資生堂美容技術専門学校 | 城北信用金庫スキー部 | 2018平昌14位/2021世界選手権8位/2021全日本選手権優勝 |
スロープスタイル/ビッグエア | |||||
近藤 心音:コンドウ ココネ(18)2003/02/19 | 長野県白馬村 | 白馬高等学校 | オリエンタルバイオ | 2020-2021FIS OZE TOKURA スロープスタイル優勝/世界選手権スロープスタイル9位/スイスW杯スロープスタイル7位 |
出身地ではやはり雪の多い地方の方が多いですが、東京都や京都の出身という方も
小中学生から新潟など、競技が盛んな地方の学校に入学し、練習に力を入れてきたようです。
男子選手の身長は170㎝台の方が多いですね。
女子は意外と小柄な選手が多い印象、日高選手などは152㎝です。
所属先は企業のスキー部・スキークラブが多いですが、杉本選手の「デイリーはやしや」というのはなんだか意外。
「デイリーはやしや」はコンビニエンスストア向け弁当、おにぎり、惣菜、調理パン、デザート等の企画開発・製造を行う会社なんだそうです。
また原選手は競輪選手との二刀流、須貝選手はアルペンスキーの選手からスキークロスに転向しての出場。
鈴木選手は美容専門学校からいったんは美容師として働いたこともあるなど、異色の経歴をもっています。
2022北京五輪フリースタイルスキー日本代表メンバーの注目選手は?
2022北京五輪フリースタイルスキー日本代表のメンバー、プロフィールなど調べていると、
注目したい選手ばかりなのですが、個人的に注目の選手3名についてご紹介していきます。
堀島行真(ホリシマイクマ)
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堀島 行真(ホリシマ イクマ)選手は、岐阜県揖斐郡池田町出身。
1997年12月11日生まれの24歳ですが、スキーを始めたのは、
スキー好きの両親の影響から生後1年のころということですから、スキー歴は23年何ですね!
モーグルを本格的に始めたのは小4の時で、中3の時には「夏の全日本ウォータージャンプ選手権」ビッグエアで優勝。
高校入学後は、2年の時に「世界ジュニア選手権デュアルモーグル」7位入賞、
3年の時に FISフリースタイルスキー・ワールドカップ開幕戦デュアルモーグルで3位など、
着実に成績を伸ばし、このシーズンではFIS公認とも言えるルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選出されています。
中京大学スポーツ科学部に入学後は、2017年のアジア冬季競技大会で日本選手団入りし、
モーグル2種目(シングル・デュアル)でそれぞれ優勝。
2017年フリースタイルスキー&スノーボード世界選手権では、初出場にして金メダルを獲得。
これはモーグルがシングルとデュアルの2種目となった1999年以降、男子史上初となる2冠となりました。
しかし2018年の平昌五輪では、金メダルを期待されながらも11位と失意の結果に終わり、
原点回帰を経て挑戦したワールドカップでは2018-19シーズン、2019-20シーズンと2季連続で総合2位、
今季もW杯開幕戦で3位、第2、4戦でも優勝と、これまでのW杯9戦全てで表彰台に立つなど
安定感も際立ち、北京五輪でもメダル獲得が期待されています。
川村あんり(カワムラアンリ)
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15歳、ワールドカップに国際大会デビューにして日本勢で最高の2位で表彰台に上り、
2020年「国際スキー連盟主催の最優秀新人賞」を受賞したことで一躍脚光を浴びた川村あんり選手は、
2004年10月15日東京都東久留米市生まれの17歳、北京五輪フリースタイル日本代表の中では最年少です。
3歳でスキーを始め、祖父が所有している越後湯沢のリゾートマンションを拠点に東京から滑りに行き、
4歳でモーグルスキーを始めると、小中一貫校の湯沢学園へ入学しスキーに本格的に取り組むようになりました。
初めて出場した全日本スキー連盟(SAJ)公認大会『第12回埼玉県松之山温泉モーグル競技会』(2012年)では、
この時は予選落ちの15位という成績でしたが、その2年後「松之山温泉競技会」でSAJ公認大会での初優勝を飾ると、
その後着々と力をつけ、中1の2017/2018シーズン「JOCジュニアオリンピックカップ 2018全日本
ジュニアスキー選手権大会フリースタイル競技(中学生の部)」では2位に大差をつけ圧勝。
そして、「15歳でのワールドカップ2位表彰台」「国際スキー連盟主催の最優秀新人賞受賞」と着実な成長をみせ、
2021年も年明け4戦連続で表彰台に立ち、北京五輪への弾みをつけています。
近藤心音(コンドウココネ)
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フリースキーが世界的にブレイクした2000年頃、日本のシーンを牽引していた一人で、
トップフリースキーヤーであった父、近藤 信を師としてフリースタイルスキーの「スロープスタイル」と
「ビッグエア」という競技に取り組む近藤心音選手は、2003年2月19日長野県白馬村出身の18歳です。
初めてスキーを履いたのは3歳の頃で、小学5年生の時に長野県が主催する『スワンプロジェクト』という
選手育成・応援プログラムに応募したのをきっかけに、アスリートとしてフリースタイルスキーに取り組むことに。
2018年平昌五輪の際には、当時14歳の出場可能年齢までわずか2カ月足りないことで五輪切符を逃し、
悔しい思いをしましたが、それをバネに2021年にはW杯スロープスタイルで予選2位・決勝7位の好成績を残し、
また同年3月に世界選手権へ初出場すると、スロープスタイルで9位まで上り詰めました。
フランスのフォンロムで行われた北京冬季五輪の出場枠を争うレースの最終戦では、
64.75点で自己最高の5位に入り、次はメダル獲得を目指します。
北京2022テレビ放送・ネットライブ&見逃し配信視聴方法
NHKと民放各局で、生中継・VTR放送が予定されています。
また東京2020オリンピック同様、NHKで放送のない競技などが500時間程度「gorin.jp」にて
生配信される予定です。
また、NHKで放送される番組は「NHKプラス」にて同時配信、
その他オリンピック放送機構(OBS)が提供する生中継映像の中で、民放が放送する一部を除いた
全競技・種目を「特設サイト」でライブ配信するほか、見逃し配信も実施されます。
※特設サイトは1月下旬公開予定
まとめ
ここまで、
2022年2月4日(金)から2月20日(日)、中国の北京にて開催される冬季オリンピック
「フリースタイルスキー」日本代表メンバーの
- 出身地・年齢・出身校・成績などプロフィール一覧
- 最年少選手など注目選手は誰か?
などについてまとめてきました。
選手たちの出身地や出身校が同じだったりその人となりが分かると、親近感がわいたり応援にも身が入りますよね!
選手たちにとってはひたむきに練習に取り組んできた成果を出すまたとない舞台、
悔いなく戦ってもらえるように、精一杯応援したいです!
最後まで読んでくれて、ありがとなんだだぜ!
せっかくの晴れの舞台だから、みんなに頑張ってほしいんだぜ!