高校卒業後、中学生の頃から「料理を仕事にしたいという夢」を叶えるため、調理師専門学校へ進学しました。
食べる事が好きだったことで、もともと料理をすることに興味があり、お菓子や料理などもよく家で作っていました。
高校は、食品加工や実験を行う学科に進学。
高校の時、調理師学校の先生が来るという特別授業で、その時に来た年配の先生が「お金がなくても、食べて行けば生きていける」と笑いながら言った言葉が心に残り、進学を決意しました。
2年間、飲食店のバイトを掛け持ちしながら学業に励み、調理師免許を取得。
卒業後、主に和食メインのホテルの厨房に就職し、約4年半働きました。
「居酒屋やレストランよりも、ホテルで下積みしたほうがタメになる」という、学校の先生の教えから、ホテルで働くことに決めました。
和食に絞らずに「料理」に関わりたかったため、病院施設(産婦人科)の厨房に就職。
病院食とは違って、産婦人科は家庭料理に近く豪華な料理で、栄養のバランスや量、カロリーなどに気を遣って作ります。
和洋中と分野は問わず、お菓子作りやテーブルメイクなども行うため、いままでのやり方はあまり通用しませんでした。
全く違う環境で新鮮な部分があったり、やりづいらいところがあったり、「仕事」を通して身をもって経験することができたと思っています。
産婦人科では、結婚・妊娠を期に2年半で退職しました。
そんな私が、調理師のアンダーウェアについて紹介します。
この記事では、
- 調理師冬は白衣の下に何を着てる?
- 服装の決まり
- 暑さ/寒さ対策
などについてまとめています。
調理師冬は白衣の下に何を着てる?
調理師は白衣(コックコート)が制服です。
その下は、目立たない白地のTシャツを着用するのが基本。
白衣から透けてしまうような柄シャツは禁止です。
腕捲りは必ずして仕事をするので、半袖が望ましいでしょう。
夏はいいですが、寒い時は長袖が着たいですよね。
でも、長袖を腕まくりすると、ゴワゴワして邪魔になります。
袖から下の服が見えないように、7分丈を着ている人もいました。
その他、下にたくさん着込むと見た目も格好悪く、仕事もしずらいため出来るだけ薄手がいいです。
服装の決まり
服装は、働く場所によって多少差があります。
ホテルで働いていた時は、表に出ることがないため黒地やボーダーなど、派手じゃない程度のTシャツを着ていました。
他の人も、ハイネックを着用していたり白衣の下は自由です。
あまり派手だったり透けていたりすると、上の人に指摘されるので無難な色・柄がいいでしょう。
寒くても、とにかく動き回るので暑くなります。
そのため半袖でも充分乗り越えられます。
厨房内は、食中毒対策の問題で、冷房は付けれても暖房は付けれないので寒がりには厳しい環境。
長袖を腕まくりしても、水仕事で落ちてきたら汚れるハメになるのでイライラしますよ。
当時私は、半袖の下にヒートテックを着てましたね。
私たちは自由でしたが、料理長はいつ誰が来てもいいように必ずネクタイ着用でした。
病院施設は、配膳の仕事があるため見た目は重要。
白衣から目立たない色のTシャツ、袖から服がでないことが鉄則でした。
病院内は冷暖房完備なので、寒さを感じる事はありません。
厨房も水は使用しますが、コンロや蒸し器、洗浄機のおかけでか、そこまで寒さを感じる事はありませんでした。
首元までしっかりボタンを占めるタイプの白衣で、首元が寒くなることもありません。
白衣はどちらかと言えば厚めで、夏を乗り切るほうが大変でしたね。
女性が多い環境だったこともあり、足元を温める小型のハロゲンが裏に用意されていることもありました。
暑さ/寒さ対策
調理師の暑さ、寒さ対策を紹介します。
暑さ対策と言っても、厨房は常に熱気があります。
夏に限らず汗をかくくらい動くので、これといって対策はありません。
また、厨房内は食中毒問題で細菌繁殖を防ぐため、室温管理はとっても大事です。
夏場は、気が付けば40℃近くになることもあります。
そのため、20℃を超えたあたりで冷房を付けて25℃を超えないように気を遣っていました。
室内温度計は必ず設置されているため、夏場は随時確認します。
冬はヒートテックを着用して、その上にTシャツを着用していました。
それだけでも寒い場合、カイロなどお腹や背中に貼るのもおすすめです。
薄目の腹巻をしている人がいたり、靴下に貼るカイロを利用している人もいました。
見た目が悪いものの着用は出来ないですが、個々の工夫で見えないところを温めるとよさそうです。
男性は、ズボンの下にパッチを履いているとよく言っていました。
厨房は熱気があるので、めっちゃ寒いということはありませんでしたよ。
まとめ
今回は、調理師のアンダーウェアについてまとめました。
白衣の下は、Tシャツが基本で白地か目立たない色・柄が望ましいです。
7分丈もOKですが、腕まくりをして仕事をするので袖から出ないように工夫しましょう。
接客も併用する仕事の場合、見た目はとても大事で下の服も決まりがあるかもしれません。
ただ、厨房は熱気があって動き回るので、寒いのは一瞬です。
夏は食中毒対策で冷房もつけるので、暑さ対策は必要ないでしょう。